柴胡清肝湯

柴胡清肝湯 さいこせいかんとう
原方:一貫堂
組成:柴胡、黄芩、黄連、黄柏、梔子、当帰、芍薬、川芎、地黄、薄荷、連翹、桔梗、牛蒡子、瓜呂根、甘草
八綱弁証:裏熱実 六淫:四傷:六経:厥陰病 温病論:血分 三焦:下焦 方剤帰経:
臓腑弁証:血熱血虚
治法:清心泻火 理血排膿
適応症:頸部リンパ腺腫、瘰れき、肺門リンパ腺腫、慢性扁桃腺炎、アデノイド、胸膜炎、小児腺病体質の改善、慢性湿疹

OTC漢方薬エキス剤の効能効果:体力中等度で、疳の強い傾向(神経過敏)にあるものの次の諸症:神経症、慢性扁桃炎、湿疹・皮膚炎、虚弱児の体質改善
医療用漢方エキス剤の効能効果:かんの強い傾向のある小児の次の諸症:神経症、慢性扁桃腺炎、湿疹

解説
温清飲に柴胡、薄荷、連翹、牛蒡子、桔梗等を加える事で排膿・去風効果を強めることで、より化膿性疾患、皮膚疾患への適応を強めたものと理解して良いのかと思います。言うまでもなく日本で作られた処方であり、同じように皮膚疾患に使われる華岡青洲の十味敗毒湯も柴胡を配合し疏肝作用をもたせています。これは江戸時代もしくはそれ以前より慢性皮膚疾患、特に小児のアトピー性皮膚炎などの際に精神的なストレスの影響をすでに配慮していたのかと思われます。残念なことは現在の効能効果を制定している厚生省を中心とした関係者が漢方薬への理解が深いとはいえず、この処方に限ったことではありませんが、適切な表現ができていない効能記述がなされていないのが残念です。

販売メーカー
OTC:ウチダ、タキザワ、松浦、コタロー
医療用:コタロー、ツムラ、テイコク

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