帰脾湯

帰脾湯(きひとう)
出典:和剤局方
組成:人参、白朮、茯苓、甘草、生姜、大棗、酸棗仁、竜眼、遠志、当帰、黄耆、木香
八綱弁証:裏寒虚 六淫:寒 四傷:血 六経:太陰病 温病論:営分 三焦:中焦
方剤帰経:
臓腑弁証:心脾両虚、不統血
治法:気血双補、益気摂血、補血安神
適応症:消化管出血、不正出血、紫斑病、仮性白血病、再生不良性貧血、パンチ病、不眠症、神経症、神経衰弱、瘰癧

OTC漢方薬エキス剤の効能効果:体力中等度以下で,心身が疲れ,血色が悪いものの次の諸症:不眠症,神経症,精神不安,貧血

医療用漢方エキス剤の効能効果:虚弱体質で血色の悪い人の次の諸症: 貧血、不眠症

解説

加味帰脾湯とほぼ同じ方剤ですが、加味の部分の違いは、構成生薬としては柴胡と山梔子です。加味帰脾湯には柴胡と山梔子が加わります。これは帰脾湯は陰陽両虚であるのに対し加味帰脾湯は陰虚に用います。陰虚証の特徴として、陽より陰が劣っていますのでその差が熱として発生します。加味帰脾湯ではのぼせ・火照り・暑がるなど、熱証の所見が表れます。帰脾湯の場合は純粋に冷えのみ感じます。対応する疾患はほぼ同じになります。現実的には加味帰脾湯が適する虚熱を持つ体質の方がずっと多いかと思います。ただ、方剤の成り立ち的に考えれば、先に帰脾湯があって、虚熱がある人のために加味帰脾湯が作られてという理屈にはなります。

販売メーカー

OTC:小太郎漢方製薬株式会社カーヤ

医療用:ツムラ大杉製薬

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