桂枝茯苓丸

桂枝茯苓丸 けいしぶくりょうがん
出典:金匱要略
組成:桂枝、芍薬、茯苓、桃仁、牡丹皮
 八綱弁証:裏寒虚 六淫:湿 四傷:血 六経:太陰病 温病論:気分 三焦:中焦
方剤帰経:胃、小腸・三焦・大腸、脾
臓腑弁証:血瘀
治法:活血化瘀

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OTC漢方薬エキス剤の効能効果:比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴えるものの次の諸症:月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、血の道症、肩こり、めまい、頭重、打ち身(打撲症)、しもやけ、しみ、湿疹・皮膚炎、にきび
医療用漢方エキス剤の効能効果:比較的体力があり、ときに下腹部痛、肩こり、頭重、めまい、のぼせて足冷えなどを訴える次の諸症:月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、血の道症、肩こり、めまい、頭重、打ち身(打撲症)、しもやけ、しみ

解説

エキス剤としての使用頻度は非常に高い方剤です。丸薬ということもあり、もともとが常備薬的に何時でも使えるように家庭で保管されていたのかもしれません。実際のところ瘀血が原因であると考えられる症状でしたらファーストチョイスとして用いて構わない処方です。桂枝茯苓丸という漢方薬は証を選ばず使えるとも言えなくはないのですが、厳密に言うと証に合わせて配合比や修治を変えて使う処方です。エキス剤で販売されている内容は桂皮、芍薬、茯苓、桃仁、牡丹皮の全てが同量です。この状態はやや寒虚証よりでしょうか、きっちりと寒虚証用にするなら芍薬を修治した炒芍薬にし、茯苓とともに量を増やし、逆に寒性の牡丹皮を減らします。エキス剤の添付文書上の効能は熱実証用と見て取れます(実際の中身は虚証用です)。熱実証用の桂枝茯苓丸に変えるには桂皮を減らし、芍薬を赤芍に替え、茯苓を減量し桃仁と牡丹皮を増やします。熱虚証であれば桂皮を減らし、芍薬はそのままの芍薬を増やし、補性の茯苓と寒性の牡丹皮も増やします。エキス剤では不可能なことですが、それぞれの患者さんの症状に合わせて生薬を配合、組み合わせて、その人専用の方剤を作って服用してもらうものです。処方名というのはたまたま書物に記されて残っただけです。エキス剤は簡便性という点だけで本来の漢方薬の効き目が発揮されることは滅多にないことです。より確実な効果が必要なときは、その時の証に合わせて煎じ薬を作ってもらうと良いでしょう。

販売メーカー
OTC:クラシエ、ウチダ、オオクサ、オースギ(加大黄)、ツムラ、コタロー、トチモト、東洋、シンワ、サンワ、日水、タキザワ、松浦、
医療用:クラシエ、コタロー、サンワ、ジュンコウ、オースギ、建林松鶴堂、ツムラ。テイコク、本草、マツウラ

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