リウマチに効く漢方薬

関節リウマチは一種の免疫不全による疾患で、自身の関節を攻撃してしまう抗体を作ってしまうことで起きています。漢方では、広く関節に痛みを発する疾患のことを痺証と呼んでいます。
痺証は六淫(六つの病邪:風邪・寒邪・湿邪・火邪・燥邪・暑邪)のうち風邪・寒邪・湿邪によって引き起こされます。リウマチの漢方治療としては、まずこの痺証に対する治療によりつらい症状の軽減を図ります。そして本質的には免疫不全ですので、気虚・血虚・腎虚といった内分泌、免疫・リンパ系の異常をきたす要因を同時に改善していく必要があります。
痺証について
風寒湿痺
風・寒・湿の邪が合併して経絡を犯した病変で、しびれ・痛み・関節の運動障害などが特徴であり、とくに痺証と呼ぶ。元来気血が不足したために虚を生じた経絡に発症する。
行痺:風邪の症候が主体、遊走性で多発性の疼痛としびれ・運動障害
痛痺:寒邪、寒冷による気血の凝滞があるために、固定性の激しい関節痛、痛みは温めると楽になり冷えると強くなる。

着痺:水湿の停滞を伴うために、身体や四肢が重だるく痛む・皮膚のしびれ感・四肢がだるく動かしにくい。

治法は袪風・散寒・利湿であるが、いずれの病邪が顕著であるかによって、袪風・散寒・利湿のいずれかに重点を置く。

行痺=疎経活血湯  五積散 大防風湯
痛痺=独活寄生湯 当帰四逆加呉茱萸生姜湯 麻黄附子細辛湯
着脾=薏苡仁湯、二朮湯  真武湯 桂枝加朮附湯

八綱弁証
寒虚証がほとんど
初期に寒実証、まれに実熱、虚熱もある。
代表処方
行痺 複数箇所で痛みが起きしびれ、こわばりもある
   疎経活血湯 五積散 大防風湯
痛痺 寒さで痛みが増し温めると楽になる。痛みは固定的で激しい。
   独活寄生湯 当帰四逆加呉茱萸生姜湯 麻黄附子細辛湯
   補気補陽とともに必要に応じ補血・活血を行う。
   +四物湯、桂枝茯苓丸
着脾 関節が動かしづらく体も重く感じる。痛みより痺れ、だるさが辛い。
   薏苡仁湯、二朮湯  真武湯 桂枝加朮附湯
   補腎薬の併用
   +牛車腎気丸
あくまで処方例ですので、人によって合う処方は異なります。必ず漢方専門薬局でご相談下さい。
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