加味帰脾湯

加味帰脾湯(かみきひとう)

出典:和剤局方
組成:人参、白朮、茯苓、甘草、生姜、大棗、酸棗仁、竜眼、遠志、当帰、黄耆、木香、柴胡、梔子
八綱弁証:裏熱虚 六淫:火 四傷:血 六経:少陰病 温病論:営分 三焦:下焦
方剤帰経:
臓腑弁証:心脾陰虚、不統血
治法:清熱補陰、益気摂血、補血安神
適応症:消化管出血、不正出血、紫斑病、仮性白血病、再生不良性貧血、パンチ病、不眠症、神経症、精神不安、瘰癧

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OTC漢方薬エキス剤の効能効果:体力中等度以下で、心身が疲れ、血色が悪く、ときに熱感を伴うものの次の諸症:貧血、不眠症、精神不安、神経症

医療用漢方エキス剤の効能効果:虚弱体質で血色の悪い人の次の諸症:貧血、不眠症、精神不安、神経症

解説:OTC薬でも、医療用においても加味帰脾湯は特に誤った使い方が多い処方です。メンタル系の症状に対しての効果が期待されるのは致し方ないこととは思いますが、これだけはハッキリ書いておきます。加味帰脾湯は不眠症や鬱、神経症の薬ではありません。加味帰脾湯は消化器系の働きの問題で著しく栄養状態が悪くなったために、または血液系の疾患あるいは何らかの原因による長期出血によって陥った貧血状態を改善する漢方薬です。加味帰脾湯が効く不眠や神経症は、著しい栄養状態の不良、貧血により破綻しかけた精神状態により生じた症状です。陰虚、血虚で虚熱のある状態ですから、少なくともやせ細り皮膚は枯燥し艶もなく、いかにも病人と見て取れます。そうした体の不調が精神面の症状に現れている場合です。肉体的な健康を取り戻すことで精神症状も改善されていくわけです。おおかたの不眠症やうつ病の方は心・肝の病ですので、そちらからアプローチしたほうが解決は早いでしょう。
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