不眠症に効く漢方薬

メンタルヘルス分野での悩みに漢方薬の効果を期待している方がいらっしゃるかと思います。

特に漢方薬が得意な分野というわけではありませんが、深刻な病状でない限りは、ある意味有効な手段です。

今回はメンヘルのどの疾患でも関係する不眠・睡眠障害に効果の期待できる一般的な処方を10種類ほど紹介します。

秀峰堂中医学研究所別館でも病因の解説をしています。

 

 

1.心の貧血が原因の不眠(心血虚)

寝付きが悪く、よく目が覚め、夢が多く、朝早く目が覚めてしまう。

驚きやすく、不安感、悲壮感を感じ、物忘れや、めまい・ふらつきなども感じやすい。

顔色が悪く、動悸がする。

※帰脾湯、加味帰脾湯は心脾両虚ですので、胃腸虚弱、栄養不良を伴います。

・帰脾湯

・加味帰脾湯

・甘麦大棗湯

 

2.心の貧血に加えて心の衰弱が重なった不眠(心陰虚)

心血虚に加えて、のぼせ・手足のほてり・口や喉の渇きなど熱症状があります。

・酸棗仁湯

 

3.とにかくイライラして眠れない(心火旺)

寝つけない・夢が多い・顔のほてり・焦燥・じっとしていられない・動悸・胸があつ苦しい・口渇といった特徴があります。

自律神経失調症、統合失調症、神経症など

・女神散

 

4.心と身体の不調和が眠れなくしている(心腎不交)

慢性疾患や疲労、性生活の不摂生などによる身体の衰弱が根底にあり、

寝つけない・よく目が覚める・夢が多い・早く目覚める・耳鳴り・腰や膝のだるさ・夢精・寝汗をかくなど症状があります。

手足のほてり・のぼせ・頻尿などがある場合は清心蓮子飲。

寒がりで冷えやすい場合は桂枝加竜骨牡蛎湯が向いています。

・桂枝加竜骨牡蛎湯 (陰陽両虚)

・清心蓮子飲

 

5.ストレスのために落ち着かない(心肝火旺)

いらいらが強く怒りっぽくなる・入眠困難・悪夢を見る・頭痛・口が苦い・便秘などの症状があります。

・柴胡加竜骨牡蛎湯

 

6.長期間の強いストレスを受けている。(痰火擾心)

頭痛・不眠・多夢・動悸・焦燥・じっとしていられない・口が苦い・口渇などの症状が見られます。

統合失調症の可能性もあります。

・柴胡桂枝乾姜湯

 

7.精神の衰弱、消耗による不眠(肝陰虚)

口や喉の渇き・身体の熱感・ほてり・のぼせ・ねあせなどを伴います。

・抑肝散

 

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