薬性=生薬の性質

生薬、薬草は文字通り薬効を持つ動植物などの事を言います。
漢方・中医学ではその薬効を、効果の性質・方向といったもので分類します。
その分類にはやはり陰陽の考えが用いられます。
まず薬性です。
食べ物でもそうですが、生薬には温める性質のものと冷やす性質のものがあります。
温める生薬:温性の生薬
冷やす生薬:寒性の生薬

温=陽、寒=陰ですから、陰陽の均衡が保たれていれば健康ですので、
陰に傾いた冷えた病には、陽の温性薬を与えます。
陽に傾いた熱性の病には、陰の寒性薬を与えます。
*熱性の病とは、発熱性、炎症性の症状の場合もあえりますが、
熱感を感じる症状、赤い病変、機能亢進や興奮といったものです。
(イメージ的にも冷やせば良くなりそうな症状です)
温性、寒性を段階的に表すと
寒>涼>平<温<熱
となります。
寒性薬:黄芩、山梔子、知母など、熱証の治療に用いる冷やす性質を持つ生薬
涼性薬:薏苡仁など、通常はほとんど冷やす効果はない。ただ冷えている人に使うと更に冷やしてしまうので注意が必要。
平性薬:甘草など、どちらの性質も持たない生薬。似たような言葉に“中”というのもあります。中は両方の性質を持つ場合です。
温性薬:桂枝、生姜、防風など、寒証に通常用いられる温める生薬
熱性薬:呉茱萸、附子など、極端に寒証に偏っている場合に用いられる生薬
温性、寒性以外にも、補性・寫性、燥性・湿性、升性・降性などがありますが、また次回以降に…

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